忘れもしないH13.7.12。今年は無性に検診をしなくては…という思いと、たまたま市の検診で、45歳が、乳ガン検診の たしか無料券があった事もあり受けた。私の検診した病院は乳腺専門の先生がおいでて、マンモグラフィをした画像を見ながら、2年前にも検診をして撮った画像があったので、比べながら、「2年前にはなかった石灰化が見えますねぇ~、年のため、もう一度マンモグラフィ撮らせてください。」と言われた。その時は先生も深刻そうじゃなかったし、まさかねっていう感じだった。 再度、先生から、「たぶんガンだね。」と、耳を疑うような言葉。その後エコー検査、針生検をして、「針を注した感触が、ガンだと思う」と言われ、検査の結果が、1週間後ですと言われ、着替えのロッカーで泣き崩れた。今起きていることは何なのという気持ちだった。家で待ってる心配性の実母に何て言おう。パパ(夫)に会いたいの一心でパパの勤め先の駐車場にいた。会えるはずないのに、辛くて家に帰れず、ふらふらと運転して来ていた。
パパには電話で泣きじゃくりながら話した。大丈夫。自分がいるから、大丈夫と言ってくれた。家に帰って母に話した。本当に親不孝だ。それからというもの怖くて寝れない。私が寝入るまで、パパや下の娘(当時3歳)にしがみついて寝た。ある夜中、ふと目が覚めると、枕元にパパが立って、じっと私を見ていた。