~あらすじ~
平安の世を魔物から救ったと伝えられている破軍七星。
彼らは天から与えられた聖なる力『天聖』を使い魔物を倒した。

代々その力は伝えられているとされ、明治の世。義賊として軍から追われている絢人もその一人。
今日も貧しい人のためその天聖の力を使う絢人。

そんな彼の前に絢人の『天聖』の力の事をしる剣持という男が現れる。
剣持の話を聞かぬ絢人。そんな絢人に手下の見影から牢に捕らわれている『天聖』を持つ人物の話を聞く。
彼を助けに行ってから絢人の周りに次々と『天聖』の力を持つ人物が現れる…


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おもしろい!!
やっぱりきださんの書く脚本って私が求めてる舞台まんまなんだよね。
多分私も戦隊ヒーローの脚本書くぐらいだからそういうの好きなんだと思う。

一幕はボーッと見てたら最後どんでん返しだし。


見影!!!!!!(馬場りょです)


みたいな。
だってさ!初めからウザいぐらい「兄貴!兄貴!兄貴はすごいっす!」って言ってたのにさ!


え、裏切っちゃうっていうか顕(アキラ/戸谷)の下についてたわけ?マジで!!

っていうのを休憩中に書いてたらあっという間に二幕が始まったわけですよね。


うん。だから最初から話そうか(笑)


とりあえず。最初にプロローグ的な要素があって、急に相葉が踊りだすから「え、何この演出。相葉のダンスなんて見たくねーよ」とか思ったらOPでした。
白い布をひらひらと波のように見立ててその内側から次々とキャストが出て来て、その布に役名とキャスト名が映されるっていうOP。

…うお。めっちゃカッコいい…!

OPが終わってストーリーが始まるんだけど。いや始まる前からだけど。

馬場りょがホントうぜーーー!!(笑)
いや兄貴兄貴って相葉の周りをぴょんぴょん跳ねてるんだよ。実は忍者の家系らしく、だからあんな身軽であぁいう格好なんだ、と二幕ぐらいから納得するわけですが。

そんな兄貴な相葉はね。…うん。まぁよかったんじゃないの。
↑なおっち的精一杯のホメ言葉。

ダンスできる人って基本身軽だから殺陣もキレイなんだけどね。相葉はあんまし思わなかったのは最初のスタートがマイナスなせいなのかどうなのか…(笑)
でもあの天聖の剣が色んな所から現れる演出はよかった。え、今どこに持ってたの?!的なトコもあったから面白かったし。

相葉と馬場りょが酔っ払って歌うシーンがあったけど何で「THE TOP」になったのかとてつもなく聞いてみたい。その後「俺は過去を凌駕する!」って言っちゃったからね。あれ?そこはテニミュ押しでいいんだ?みたいな。

一幕の絢人と見影のコンビはすげーよかったよ。だからこそ一幕ラストで見影が絢人裏切って切りつけちゃうシーンはマジで驚いたんです私。冒頭の感想に戻るわけですね。


今回の天聖八剣伝は聖なる力を持った絢人が主人公だったわけだよね。だから絢人にくっついてる見影も実は天聖なんじゃねーの?と思ってたんだけど。一幕途中でその考えがなぜか私の中で払拭されてさ。
だから切りつけた時に見影が天聖出した時はマジで驚いたんだってば!!

そんでね、終わってから気づいたんだけど。

「破軍七星」って言葉が出て来るようにあのー…北斗七星?でいいんだっけ?柄杓みたいな星座。だから破軍七星は7人だったわけだけど。
でも絢人と顕が2人とも双子で天聖だったから。

だから八剣伝なんじゃん。

と終わってから気づくっていうね。七星って数字が出た時点で公演名との違いに全く気づけなかったっていう(笑)


他キャストの事も話すんだけどさ。とりあえず私はきださん絶賛したい。
今まできださんが作演出してる発砲とか作をアレンジしてるのとか。外れた事がない。
だから今回もそれで行ったってのがかなり大きい。
席も端っこだしOPとかEDは見切れもあったけど。
正直話に飽きが来ないし、ずっと集中して舞台を見てられるんだよね。

やっぱりきださんの書くものは面白いなー私大好きなんだなーって思う。
ホント。正直これはもっかい見に行ってもいいよ。ちょっと今月舞台行き過ぎだから自重するけど。

これからきださん脚本はチェックしないとダメだわ。


今回はミュキャスは元気も出てますね。
元気はねー相変わらず演技が熱いよね(笑)
今回はそこまで出番がなかったけど、天聖の1人。でも軍人だし、あとはアドリブ?というかべっちんとか森久保さんとの絡みがあったね、みたいな。
ラストはそんな出てこなかったしな。
顕様のために!顕様のために!!っていうこの重っ苦しい忠誠心みたいのがこっちにまで重くのしかかってくる。
うん。元気は上手いと思うけど私はたまにその重さが好きではない時がある。今回もたまにそんな感じがあったね。


あとはまぁアミュっ子である戸谷くんとかね。
神父さん?の時の優しく諭す口調とかすごく好きだった。元気演じる間(ハザマ)を諭す時とか。
ラスト絢人との相対するシーンとかちょっと黒魔術で壊れちゃったりとかした時にたまにセリフが聞きづらかったのが残念。


森久保さんは女形の役者。美しかった~。見た目もそうだけど、やっぱ女形だから所作とかね。
(所作って言葉は今日華組DVD見て覚えてたのを今使ってみた)
たまに男っぽくなる時とかトーンがやっぱ全然違くなるし。上手いよねー。
女形で着物なんだけど、剣が長めなのね。槍よりは短いんだけどさ。
でも天聖出す前の扇?扇子?も優雅で好きだったなぁ。


西ノ園さんは発砲の人だったから面白いのわかってるし、ダイヤモンド☆さんは途中セリフ聞き取りづらいトコあったけど基本『動向を・・・』みたいな感じで面白かったし。

天聖のボスは重苦しい陰陽師でよかった。



まぁ総評としてよかったわけですよ。

チケットが7500円じゃなきゃ絶対もう1回行ってた。値段によってはDVD買います。



あ、忘れてた大切なべっちんを!!(笑)

べっちん大好きです。パニの弟分でroomの手伝いしてた頃から大好きですよ。

今回もオイシイ役もらってんなーと。要所要所で面白おかしいべっちんが垣間見れるのでイイ♪

ヒゲ初めて見たから誰だかわかんなかったけど声ですぐわかった。べっちんの声だーみたいな。



ちょっと仕事がバタバタしててフラストレーションが溜まってたんだけど、面白い舞台見るとそんなもんふっ飛んじゃうからいいよね。

またいい舞台に出会えました。


とりあえずきださんの次回作はなんですか?(笑)