昨日は、法務局休日相談会の相談員をしていました。
最近相談会などをやっていて感じることは、
成年後見申立の需要がかなり増えててきているということです。
「親の不動産を売って家を建てたいが、親が認知症である」
「親が無くなって遺産分割協議をしなければならないが、兄弟に精神障害者がおり、このままでは協議ができない」
などなど・・・
こういった相談が増加している背景としては、
・高齢者の増加
・身寄りのない(近くに頼れる親族のいない)方の増加
・本人確認の厳格化 注:悪いことではない
といった問題があるのだと思います。
この流れはしばらく変わらないと思いますので、
今後ますます後見の需要は増加していくことでしょう。
成年後見人には当然親族がなることができますが、
事情があって第三者にお願いしなければならないという場合には、
司法書士などの専門職後見人に就任してもらうことができます。
適切な成年後見人候補者が見つからないという場合には、
成年後見センター・リーガルサポート
http://www.legal-support.or.jp/
や
最寄りの司法書士事務所に相談するとよいでしょう。
「成年後見開始申立書」の作成は司法書士業務ですので、
申立てのみ依頼することも可能です。
・・・
すぎ