歌と朗読で綴る「大切な人」
昨年、そして、その前の年の今日8月16日
「大切な人」を公演しました。
2011年から二木てるみさん、若村麻由美さん、山本太郎さん、益岡徹さん…
たくさんの素敵な方がこの作品に関わってくださり、毎年公演して来ました。
そして、行き着いた、ひとりバージョン。
これだけ素晴らしい役者さん達と作ってきたこの作品を一人で読むなんて、
ずっと無理と思っていましたが、
母の遺したこの作品と、
血のつながりのあるわたしが読むことは誰にも出来ないこと…
その思いでひとりバージョンにチャレンジし、素晴らしい演奏をしてくださる方々と、今までにない評価を頂ける公演を上演することが出来ました。
今年も上演を考えましたが、
今この状況の中、公演をしなくても、
皆様に観ていただける方法があるので、
ぜひ、この機会に一人でも多くの方に動画配信を見ていただきたいなぁと思います。
この作品は少女時代の母が見た、
昭和初期の物語です。
もちろんその中には戦争もありますが、
それだけでない、
その時代を生きたからこそ、体験した日常がありました。
76年目の広島、長崎の原爆の日、
そして終戦の日を経た今、
やっぱりこの作品は皆様に見ていただきたい作品だと思いました。
色々な番組や色々なドラマ、映画…
戦争の事を伝えるものはたくさんあり、
その作品作品の思いやメッセージがあります。
戦争の悲惨さ、悲しさ、苦しさ…
それだけはない、豊かさや、絆、温かさ、
当時の少女の目を通して見たあの時代を
皆様にも体感していただきたいです。