10ヶ月・・・。
東日本大震災から今日で10ヶ月・・・。
本当に濃い10ヶ月だったなぁ。
東日本大震災や原発事故は辛い出来事だったし、これからも続いて行くけど、
311を経て出会った方々、そして繋がって行った方々との出会いは本当にかけがえのないものだったし、
この出会いには、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからの私の人生にとって本当に大切なものになると思います。
そんな出会いが繋がり応援しようと思った都民投票。
9日にイベントがあり参加させて頂きました。
私は交際交流というコーナーで、実際に国民投票を体験したスウェーデンのレーナ・リンダルさんとのトークショーをさせて頂きました。
一緒にトークした千葉麗子さんと、15歳の富樫泰良くん。
富樫くんは本当に15歳とは思えない・・・。しっかりした考えを持った中学生です。
18歳のニコラスくん(左)も18歳とは思えないしっかりした子です。
二人は選挙権も、署名する権利もないのに、いつも中心的存在になって署名集めをしています。
ニコラスくんは袖から見守っていました。
1980年、スウェーデンで原発国民投票が行われました。
まだ、チェルノブイリ事故も、勿論、福島原発事故も起こっていなく、スウェーデン自体でも事故は起こっていなく、この年に国民投票を行ったスウェーデンは本当に意識が高い国だと思いました。
投票結果を受け、2010年までに原発をなくす、となりましたが、2012年になった今まだ、10基が動いてます。
しかし、スウェーデンの人は国民投票をやって良かったと言っています。
なぜならこの事により皆が真剣に考えたからです。
結果ではない、やる事に意味がある。
そして何度でもやればいいのです。
実はこれ、山本太郎さんも言っていたことなのです。
都民投票は実現した場合、反原発が多い票を集めるとは限りません。
投票率の低い日本、皆が望まない人が当選したりします。
それと同じで、もしかしたら、推進派が多く票を集めるかもしれない。
山本太郎さんは反原発の立場で活動を行っており、
なぜ彼が「負ける」というリスクのある都民投票をやるのだろうと思いました。
太郎さんに一番聞いてみたかったこと・・・。
太郎さんは
「推進が勝ってもいいんです。その時はその時、またやればいいんですよ。
何回でもやればいいんです。
これをやると言うことに意味があるんです。」
そうおっしゃったのです。
この質問で納得行く答えが返ってきたのは初めてでした。
この言葉を聞いて、私はこの都民投票を応援しようと思いました。
地球の危機である今。ひとりでも多くの人に地球の未来について考えてもらいたい・・・。
都民投票はとても具体的な方法かもしれないけど、
このことを通して、一人でも多くの人に意識を持ってもらいたい、考えるきっかけになってもらいたい。
そう思いました。
実は、この国際交流のイベントを企画した獨協大学の山本さんも、全く同じ事を言っていたのです。
彼らの思いを知り、また同じ思いの人が沢山いることを知り、
都民投票は今やるべき事と思いました。
311を経て、国民投票をしようとしてる人たちがいる・・・。
311はこれだけのことを教えてくれた。
これは日本にとって、大きな変革なのではないかと思えてきます。
終演後に制服向上委員会の橋本美香さんと、反原発活動を頑張ってる中学の先生、高橋さん、千葉麗子さんと・・・。
ちなみに・・・。
これは当日、楽屋にあったガイガーカウンターが出していた数値。
結構高いです・・・。