まとまった時間が取れるこの時期なら読めるかな…と、久々にハードカバーの分厚い本を。
恩田陸「蜜蜂と遠雷」
とある国際ピアノコンクールを舞台に、4人のコンテスタントが繰り広げる人間模様。
小説としての面白さももちろんなのですが、音楽的視点からの描写だとか観念的なものとか、とにかくよく取材されていて、それがドラマの中に絶妙に織り込まれていて。
音楽をやっている者にはたまらないフレーズ、心に留めておきたい言葉がたくさん散りばめられていました。
登場人物に感情移入しすぎて、最初のほうは読むのが辛くなってしまうことがあったくらいです 笑
友人にすすめられてすぐ購入したのですが、なんとその1週間後くらいに直木賞受賞。
だからこの帯、レアものです
