久々 | 箏・三絃演奏家 松浪千紫のブログ・*。♪

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〜箏・地唄・上方唄三味線・胡弓演奏家の、日々のつれづれや音楽のこと、気ままに綴っています〜


DVD借りてきました。


『菊次郎の夏』

北野武の作品は、筋に興味はあるんだけどどーーーしても暴力シーンが耐えられなくて敬遠していた。

この作品はそういう切り口ではないと聞き、さっそく見てみることに。

やっぱり世界の北野と言われるだけあるんだなぁと思わされた。

…というのは結果論であって、言いたいのはそういうことではない。

子どもを主軸に展開するストーリーなんだけど、子どもへの愛情を感じる場面が随所にあって。

よく私が違和感を感じる、子どもの不自然な演技とか、描写とか、一切なかった。

だけど決して多くを語らない演出。北野武流の、アウトローな感じはしっかりと出しつつ。
それが、逆にたくさんのメッセージをくれました。

メイキング映像で、本人が「映画の中の自分が本当の自分なのかも」と語っているのが印象的だった。

まさにその通りのことを、映画観ていて私も感じました。

ビートたけしでハチャメチャやってるけど、すごく愛に溢れているというか、いや飢えているというのか、人間的な人なんだなぁと。

そういうところが評価されているから世界の北野なのかは、わからないけど。

他にも観てみようかなー。とりあえず座頭市あたりかな。












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