DVD借りてきました。
『菊次郎の夏』
北野武の作品は、筋に興味はあるんだけどどーーーしても暴力シーンが耐えられなくて敬遠していた。
この作品はそういう切り口ではないと聞き、さっそく見てみることに。
やっぱり世界の北野と言われるだけあるんだなぁと思わされた。
…というのは結果論であって、言いたいのはそういうことではない。
子どもを主軸に展開するストーリーなんだけど、子どもへの愛情を感じる場面が随所にあって。
よく私が違和感を感じる、子どもの不自然な演技とか、描写とか、一切なかった。
だけど決して多くを語らない演出。北野武流の、アウトローな感じはしっかりと出しつつ。
それが、逆にたくさんのメッセージをくれました。
メイキング映像で、本人が「映画の中の自分が本当の自分なのかも」と語っているのが印象的だった。
まさにその通りのことを、映画観ていて私も感じました。
ビートたけしでハチャメチャやってるけど、すごく愛に溢れているというか、いや飢えているというのか、人間的な人なんだなぁと。
そういうところが評価されているから世界の北野なのかは、わからないけど。
他にも観てみようかなー。とりあえず座頭市あたりかな。
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