すり鉢とすりこ木って、昔は嫁入り道具のひとつになる程の必需品だったといいます。
毎日、お味噌をすったり山芋やゴマをすったり…昔の人って本当にマメだったんですよね。
そんなわけで、すり鉢とすりこ木は当然セットで使われるわけですから、毎日お料理をする朝~昼間は、一緒に台所に置かれている。それが夜になるときれいに洗われて、別々のところにしまわれる。
肝心の夜になると絶対に会えない運命なのですね。切ないですね。
そこで「夜のない国はないものか…」とすり鉢(女)が嘆く…
簡単に言えばそんな唄なのだそうですが。
つくづく昔の人ってうまい例え方をするものだなぁ。と感心してしまいます。
日常になじみのある生き物やものに目をむけて、その視点から歌い上げる手法。
子どもの歌にはよくありますよね。およげ鯛焼きくんとか、だんご三兄弟とか?それはそれですごく楽しくて、ワクワク感を掻き立てられる感じがします。
でも大人の歌にもってくると、そのちょっと面白おかしい感じが逆に歌の真髄の部分をより鮮明に浮き立たせるというか。この「すり鉢」でいうと、女心の可愛らしさ、おくゆかしさを引き立てているような気がします。うーん、ウマイなぁ!って思う(笑)
昔の女性はこの唄にさぞかし共感を覚えたことでしょうね。
この曲をいま澤先生から課題として頂いてて、目下練習中です。
「曲の意味や背景をちゃんと勉強してから練習に入る」っていうのがすごく大事だなってここ数年思っているので(←遅いよ!)、、、備忘録として。
そんで、今日の夕飯は宅配ピザ

お酒も飲んじゃいました

おもいっきりサボっちゃいました~。
ほんと、いまの世の中は便利です…☆
すり鉢とすりこぎが必需品の時代とはえらい違いですよねぇ…