「好きを仕事にかえる」ってコピーを見ると、「いやいやいや・・・そんなに単純じゃないし」って思う。私は、23年前に大好きだった助産を仕事に変えて、助産院を始めた。一生懸命に取り組んでいればいつかきっと花開く日が来るって信じていたし、確かにたくさんのママたちから「おっぱい先生」とか「子育ての教祖様」とか、なんだかよくわからない誉め言葉ももらったりして、感謝されてきた✨。

 

だけど、私が思い描く夢のようなものは、いつまでたっても形にすることが出来ないばかりか全く手も届かない状態がずっと続いてきた。私には何が足りないんだ?ってジレンマを抱えながら、ただただ奔走しまくっていた。若かった私は、保健センターに何度も足を運んで、母子のためにこんなに素晴らしい取り組みをしたいから、どうか補助をして欲しいと訴えてみたり。でも、今考えると、そんなことを訴えたところで役所の財源の仕組みにないことは動くわけもなく…なんて無知だったんだろうかとは思うけれど、その時は必死だった💦。

 

いろいろな相談会にも参加して、ビジネスを教えてもらいにも行った。でもだいたい言われるのは、「女性ですからリスクを背負わないでショートスタートしてだんだん大きくしていきましょう」という感じ。時には「道楽仕事だね~」とか、「それはサークル活動の延長だね。のんびりやったらいいんじゃないですか?」とか、「詰めが甘いんだよね」とか、まぁまぁきつい言葉をもらうこともあって、「たいして知らないくせになにわかったように評価してくれちゃってるのよ」ってプチ切れ寸前だったこともあったなぁ😤。

 

でもね、やっとわかった。自分の求める夢の島がどの島なのかによって、勉強しなくてはいけないことも、時間を費やす内容も、そして使う資源の種類や量もみんな違うんだね。確かにこんな裏の裏の話は、本当に信頼関係を持っていないと教えてもらえないんだってことも知った。あの時、これを知っていたらこんなに長い間じたばたすることもなかったでしょうし、お金に苦労することだって、人で苦しむことだってなかったはず。でも、まぁ物は考えよう。これまでの大失敗の繰り返しがあるから、今、夢を持って起業している女性をサポートするお仕事ができているんだものね。うん、よしとしよう😊。

 

好きを何にかえるかはどの夢の島に住みたいか次第。私は、夢を形に変えたい。今はサグラダファミリアのように建築途中だけど、好きをお金に換えられるようになってだいぶ建築速度は増してきた🏗️。

11月の増築に向けてがんばるぞーーーー!💪💫