周囲は新緑で満ち満ちた。
電線で燕が、ちゅうちゅくちゅうちく、と囀っている。

私の認識では、燕くらい「おしゃべり」な囀りをする小鳥はいないと思う。

囀り出すと、

あれもね、これもね、周り中緑で虫も一杯になって来たんだ。

卵まだ孵らないんだ、餌探しはもう少し先、でもね、そろそろ孵るんだ。

待ち遠しいなぁ、虫を一杯運んで、雛の口に入れてあげるんだ。

あぁいい天気!

とか、言っているんだろうかね?

 

 

姿は見なかったけれど、鶯が、谷渡りの囀り

(ホーホケキョの後の、きょきょきょきょ〜けきょけきょけきょ〜、みたいな長々鳴く囀り)

を、30秒くらいは続けいて、
よく息が切れないもんだ。
と感心して畠で聞いていた。

鶯は、オペラ歌手だってできると思う。