いただいたタケノコで、タケノコご飯を炊いた。

お焦げだってちゃんとある。

 

嚥下障害のある家人は、タケノコが飲み込めない。

口腔の感覚がないから、上手く噛めないし、飲み込む感覚も鈍いから、誤嚥する可能性が高い食材。

そんなこんなで、ここ数年、タケノコご飯を作っていなかったのだけど。

「食べてみる。」

と言ってくれたので、炊いた。

タケノコは細かく刻んで(大きいのは私用)ご飯に混ぜ込んだ。

家人、やはり、噎せました。

(気管に入っても噎せる分には、外に出て来てくれるので良いのだけどね。)

「無理かな。もう食べることのできる物がないのかな。」

とか言う家人。

そう言われると、やっぱり、やりきれない気持ちになる。

 

それでも、タケノコご飯は美味しい。

いつかまた、2人で、「美味しいね」って言いながら食べることが出来る日が来ますように。