春先、獣に襲われて、架けておいた樹からずれ落ちていた小鳥巣箱。
洗って、乾かしておいた。
この巣箱、父が作ってくれた。
箱の絵は母が描いてくれた。
私が農作を始めて、畠の側の家で暮らしだした時(その時住んだ家は、今の家ではないのだけど)
庭木があるなら架けたら。
って、送ってくれた。
獣にボロボロにされても、捨てる気になれない。
でも、これだけ獣にいたぶられたら、もう小鳥は使ってくれないだろうなぁ。
なので、私の農作開始記念のオブジェにすることにした。
ニスを買ってきて、巣箱に塗った。
獣に齧り落とされた止まり木も、付け直した。
家のどこかに架けようと思う。