勝手口を出た所に架けた鳥巣箱、シジュウカラの出入りが頻繁になった。

雛が生まれたから、雛のための虫運びに精出しているのだろうなぁ。

 

雄鳥の方(多分)は、巣に入る前に、

「これから虫を持って入るね!」

みたいな、一囀りをしてから、巣穴に入る。

 

シジュウカラの、

てぃちゅてぃ てぃちゅてぃ

って囀りは、あちこちから聞こえるのだけど、

勝手口上の巣箱の主たちの、雄鳥の囀りを聞き分けられるようになった。

 

不思議だったのは、虫を咥えているのに囀っている。ってこと。

虫を足で抑えて、囀ってから咥え直すのだろうか?

などと思っていたが、今日、

てぃちゅてぃ てぃちゅてぃ

の鳴き声がしたので、窓越しに巣箱を見ていたら、シジュウカラ、虫を咥えたまま鳴いている。

 

お?咥えたまま囀れるの?????

 

で、ビスケットを咥えて(私が)声を出してみた。

声、出せるな。

(その後、ビスケットは食べた。)

 

そうだったのか。

虫を咥えて、よくも、あんなに美しい囀りができるもんだなぁ。

 

虫を巣箱に運んで間もなく、親鳥、弾丸のように巣穴を飛び出して、再び虫狩りに出かけていた。