立てた畝は蹴散らされる、張ったマルチシートは蹄でボコボコにされる、定植した苗は踏み潰される。。。
 
鹿どもの蛮行に、畠の真ん中で、唸り声をあげて、思いっきり悪態をつきたくなる。
 
ってな日があって、再読している本に次のお言葉が、
 
よし君が怒って破裂したところで、彼らは少しも遠慮せずに同じことをやりつづけるであろう。
「自省録」
マルクス・アウレーリウス
神谷美恵子 訳
第八章 四
 
書いたアウレーリウス皇帝の意図するところではないだろうが、読んでいて、
「彼ら」
で思い浮かぶのは、連中(鹿)。
そうね。
腹を立てても、連中たちには何の影響もない。
人と獣のテリトリーが交錯しているのだから、排斥出来ないなら、共存の方策を探る、のかな。