甘唐辛子の山科唐辛子の実がつき出した。
5年くらい前に種を手に入れて、それからずっと自家採種で作付けている。
山科唐辛子の実は。シシトウガラシに似た形。
濃い緑で、表面に皺が寄り、唐辛子から辛みを抜いたような味がする。
なんだが、
5年作付て、もともとの形質が少し変わってきてしまっているようだ。
必ずしも、濃い緑ではなく、実の表面がツルツルしている。実によっては、それなりに辛みがある。
おそらく、この数年で、交雑が起きたからだろうと思っている。
畝を離してはいるが、圃場内には、鷹の爪や、パプリカも同時期作付て来ているから、交雑が起きる可能性は低くない。
「山科唐辛子」です。
って言っちゃいけない状態になったしまった。
甘唐辛子ではあるのだけどね。
ここの土地の諸々を吸い込んで育った甘唐辛子たちだ。
形質が安定したら、「野冠甘唐辛子」とか呼んでみようか。