今日、洗濯物を干して(外の軒下にね)、家の中に戻ろうと縁側を振り返ったら、一瞬、自分が外にいるのか、家の中にいるのか分からなくなった。


あれ?私、外にいるんだよね?

 

ガラスの向こうに、草苺の葉が伸びている。

縁の下から伸びて、縁側の床の隙間から室内に入り込んだようだ。

 

住んでいる家は「古民家」で、住み始めた時に聞いた話しでは、築100年くらいなのだそうだ。

かつての家は、多分、大概そうなのだろうが、隙間だらけだ。

ガラス戸を閉めておいても、昨冬は、室内に雪が吹き込んで雪だまりが出来た。

屋根と壁はあっても、屋内と野外の別がない。

虫、小動物が、外と内を気ままに行き来しているし、植物もだ。

せっかく伸びてはきたのだけど、草苺は引っこ抜かせていただいた。

 

この家に住んでいると、退屈しない。