実家の父は、野鳥LOVEの人で、現役の頃、販売するための紙の巣箱を考案して作っていた。
紙で作った巣箱なら、樹に架けた後、劣化して下に落ちたとしても、短時間で土に返ってくれる。
と言っていた。
紙と言っても、丈夫な紙管用の紙なので、1年や2年、風雨に晒されても大丈夫な耐性がある。
あちこちに、巣箱を掛けに行ったり、高じて、フクロウ用の紙巣箱(かなり大型の巣箱)を作ってみたりしていたが、今は、庭に来る小鳥たちを眺めて楽しんでいるくらいになった。
その父から、
身辺の整理ついでに。
と言って、かつて考案の紙巣箱2つが送られて来た。
良かったら掛けてみてくれ。
野外だと、絵(母が描いたらしい)が退色してしまうかもしれないけど。
との手紙付き。
同じ素材だけど、箱の形が微妙に違う。
いくつか考案した内の2種類。
一つはひさしが付いている。もう一つは付いていない。
多分、どちらかの方が、小鳥が入りやすかったのでなかったのかな。
(実証実験しながら、色々試行錯誤していたから。)
野外に掛けるのは止めにして、床の間に掛けることにした。
床の間のある座敷へは、小鳥(多分、ヤマガラ)が2回程外から入り込んだことがある。
床の間に巣箱があったら、座敷に入り込んだ小鳥が営巣してくれるかもしれない。
巣箱の下に、盆栽の樹木でも置いたら、完璧なのじゃなかろうか。