庭の白椿の樹。
樹齢100年くらいは経ている(と、家の前の持ち主の方から聞いている)。
大きな洞も二つ空いているし、老いた樹なので、
そんなに長くない(枯れる)よ。
と、剪定をお願いした植木職人さんが言っていた。
老いている樹だけど、今春また新葉が出て、今は木陰を作ってくれている。
その木陰に生えている紫陽花の花蕾の開き具合を確認するのが、このところの日課。
今日、紫陽花を見に行った時、樹の根元に、つやつやしている葉っぱたちがあるのを認識した。
今までもあったのだろうけど、視界に入って来ていなかった。
白椿の子供たちだ。
種からの発芽と地面を張っている根から出て来ているのだろうな。
母なる椿の樹だ。
私が枯れても大丈夫。この子たちがいる。
うん。大事にするよ。
でもね。この全てを順当に椿の樹に育てたとしたら、この家、椿の林の中に建っているってことになりそうだ。
(それはそれで、良いかもね。)