このところ、唐辛子畠に行くと、鹿に葉を食い荒らされていて、腹が立つ。
山には食べるに足る植物は無いのだろうか?
あっても、畠で食べる方が「楽」だから(食材が何メートルも列なっている訳だし)やって来るのだろうなぁ。
野性動物の癖に、怠惰な連中だ。。。
などと、ぶつぶつ言って畝の間を見て回っていたら、唐辛子の実まで食い千切っていた。

おい。。。
これ、鷹の爪だよ?!
鹿、生の鷹の爪、食うのか?!!!


かなりドキドキした。
葉っぱだけでなく、実まで食い荒らされ出したら、収穫出来る唐辛子は無くなる。
獣の食害に遭わない品目として、唐辛子を選んだのに。
ここら辺りの鹿は、激辛平気な舌、消化器官を持っているのか?!

っと、畝の間に目を落としたら。


おぉ!
食い千切った唐辛子の半分が落ちている。

鹿の奴、実を食い千切って口に入れたものの、
ペッ!
と吐き出したに違いない。

それはそうなる。
普通の生体の舌なら、鷹の爪を噛み潰した時点で、
くぁぁぁ~へぇぇぇ~ウガウガウガァ~
鼻水、涙、、、
になるもの。

そうでしたかぁ!
そうなりましたかぁ!!

ここで唐辛子を食べた鹿の姿(顔)を想像して、しばらく畠で笑っていた。