3年ぶりに、家人と桜を見た。

住んでいる集落の、太田川沿いの満開の桜。

家人は、2年前の2月に発症し、それから2回の春は、入院やリハビリ入院で過ぎた。

私:今年は花見に行きましょう!

家人:車椅子だし、車で移動は大変でしょう?
どこにも行かなくていいよ。

私:(私は諦めが悪い)じゃあ、手近で、集落一回りの散歩に行きましょう!

家人:車椅子押すの大変でしょう?

私:(私は諦めが悪い)畠まで行きましょう!
畠で私が何をしているのか、チェックしてもらいたいし、今日は春晴れ、風もないから!!

家人:(仕方ない、という諦め顔)

で、畠の様子を見てもらってから(思った通り、「マルチはあれで良いのかぁ?」とかの一言はあった)、トコトコ、車椅子で集落一周。
川沿いの道を行けば、桜が満開だ、ってえのは、昨日チェックしておいた。

ゆるゆる歩いて、春陽気の中を散歩。
家人とこうして散歩するのも2年ぶり。
家人より、私の方がウキウキした。

来年の春は、お弁当を作って、桜の下で宴会しましょう。
(私は諦めが悪い。)