疲れすぎると、好きな音楽も雑音でしかなくなる。

聞いているのが、鬱陶しくなって、耳からイヤーフォンを外してしまう。

(畠作業をしている時は、大抵イヤーフォンで好きな曲を聞きながら、鼻唄を歌っていたのだが。)


そんなのが暫く続いていた。

数日前、畠作業をしていて、

ふと、

何かしら鼻歌でも口ずさんでみようとしたら、

あれ?何のメロディも口ずさめない。。。

状態になった。

頭が空っぽで、どんな曲も思い出せない。

かなり焦った。

(どうせ鬱陶しくなるだけだ、

と思ってウォークマンは持ってきていなかった。)


ドレミファソラシド

とか、取り敢えず言ってみたものの、メロディは何も出てこない。

ヤバイのかな、私の頭。。。


で、ともかくメロディ!

「さくらさくら」(唱歌)なら、何とかなるのじゃないか。。。

でも、歌詞も出てこないし、メロディもよれよれ(途中から「紅葉」(唱歌)にすり変わってしまった)。


収穫作業を中断して、必死で思い出した。


さくら さくら

やよいのそらは

みわたすかぎり


までは何とか、その先が出てこない。


結局、ネットで調べた。


かすみかくもか

においぞいずる

いざや いざや

みにゆかん


うわぁ。。。

大丈夫か?!私。。。


不思議と、「さくらさくら」を歌っていたら、その他のメロディも、口から出てくるようになった。

「さくらさくら」で、頭の中のメロディ通行止めが解除されたらしい。


それから、毎日1つ、唱歌を調べて、歌いながらノートに書くことにした。

今日は「カモメの水兵さん」。

4番まであるってことは、今回はじめて知った。

年を経てから(母がそうだった)、童謡や唱歌を好んで歌うのは、こうした「効果」もあるからかもしれない。