雨日。
軒下でラッキョウの出荷調整をしていた。
パサン、と音がしたので目をあげたら、1メートル先くらいに、雀。
天から落ちて来ていた。
(実際には、軒から落ちたのだろうけど。
印象としては、突然降って来た!って感じ。)
ジーッとしていて動かない。

何か困ったことがあった?
カラスにでもつつかれた?
怪我してる?
病気?
雨で体が冷えて動けない?
助けた方が良い?


飼っている生き物ではないから、なるべく手を出したくない。
野生の生き物には、それなりに、自助力がある。
人が安易に手を出さない方が良い、と、私は思っている。

それにしても動かない。。。

よっこらしょ、と腰を上げて近づこうとしたら、決心したように、バタバタ飛んで近くの枝に止った。

飛べるなら、大丈夫かな。

チィ。。。チィ。。。

と、か細く鳴いている。
見ていたら、屋根の上から、もう1羽雀が、その枝まで飛んで来た。

多分、巣立ったばかりの子雀だったのだろうな。
上手く飛べなくて、落っこって、ショックでパニックしていたのだろう。
親雀が見ていたはずだが、人(私)がいたから近づけなかったのだろうな。

親雀が側に寄り添ったのを見て、また、よっこらしょ、と、座り、ラッキョウ出荷調整作業。

梅雨の終わり、初夏の始まる少し前。
鳥たちの巣立ちの時期。