台風10号クローサーが行き過ぎた。
(クローサーは、カンボジア語で「鶴」のことだとか。
最初はそれを知らなかったので、クローサー=抑え投手、のことかと思っていた。
台風最終回、ビシッと行こうぜ!
って、やって来る台風なのかなぁ、とか。)
 
ここ(農地のある広島市山間部)は、それ程強い風は吹かず、雨が一日降っていた。
7月下旬から、19日間雨が降っていなかった。
畠の土は、表土から下5cmくらいまでは、乾ききって砂状態。
その下は、湿り気が幾分あるが、土を掬い取って手で握っても、固まらずばらけてしまう。
(掬い取った土を手で握ってみて、握った形でばらけなければ、まぁまぁの湿り気。
作物の根にとって、あまり心配しなくても良い状態。)
丸一日の降雨で、畠に水が入ってくれた。
土を握ると、掌の中で固まる。一安心。
行き過ぎる雨の「鶴」に感謝。
 
強風が吹かなかったおかげで、ほぼ畠には変化なし。
顔を強張らせて、必死こいて回復作業する箇所はなかった。
\(^o^)/
 
一つだけ、
被害とは言えないかもしれないけど、不都合は発生した。
ハウス内のトマトの実が割れた。

トマトは、どちらかと言うと乾燥気味に栽培する。
もともと南米の乾燥した土地原産の作物だし、土壌が乾燥気味の方が、実に入る水分が少ない分、味が濃くなる。
そこに、日照り続きの末の、今回のたっぷり降雨。
ハウスには屋根があるので、上からの雨水は入らない。
が、地面は露地とつながっている。
外の水はハウス内の土に流れ込んで浸み込む。
今まで日照りの中で成育していたトマト。
土の下の根が、
わ~い水だぁ!
と、グングン水を吸って、茎に上げ、実に送り込むと、、、
実の容積が急激に増え、皮の伸縮がその膨張に追い付かず、ピシッと裂ける。
ってな訳だ。
緩やかな水分の増加なら、容積の増加に合わせて皮も育つから裂けたりはしないのだけど。
 
裂けた実を集めて測ったら1.5kg強。
売り物にはできない。
ふむ。。。
これでトマトソースでも作るかな。