ベトナムの8才の男の子と手紙を通じて交流している。
先日、その子のお父さんから手紙をもらった。
(その子、手紙を書くのが苦手なのか、お父さんに代筆してもらっているようだ。)
私の方から送った手紙に付いている「間違い探しの絵」(左右の似たような絵から、違っている箇所を探す絵)の、違っている箇所を一つ一つ上げて行ってくれている。
何匹かの動物がいる絵で、同じ動物の向きが違っていたり、枝に止まっている小鳥の数が違っていたり、立っている座っているの違いを書いた後、(多分彼のその絵に対する感想なのだろうと思う)
「この違いは、強さの違いだと思う。
豊かか貧しいかで違いがあっては駄目だと思う。
(僕らは)協力することで強くなって行くよね。」
と言う意味(だと私は思う)の言葉があった。
「間違い探しの絵」の間違いを見つけ出し終わった後、彼は絵を見ながら何を感じていたのだろう。
そのことを、自分の父親に伝えて手紙にしてもらいながら、父子で何を話していたのだろう。
その子、将来は自分の国の人々を助けることのできる医師になりたい、と願っている。
ゲームの間違い絵の向こうにも、その子の志がある、と私は思う。
幼かろうが老いていようが、志を持った者には道が開かれると私は信じている。
あなたは素晴らしい医師になれるよ。
クァン君。