この時期、冷え込んでいる朝の内に収穫をする時は、かなり気をつかう。
収穫した野菜たちを、相当優しく扱わないと、とんでもないことになる。
なるべく、日の高くなってから、気温がそこそこ上がってから、収穫作業には仕掛かるようにはしてるのだけど、そうは言っていられない日もある。
根も葉も、パキンパキンに冷え凍っている状態では、ちょっとした力で、滂沱の涙的悲劇が起きる。
分かっちゃいるのだが、、、、、
丸大根を朝早い時間に収穫していた。
(午前中に、それなりの個数を出荷することになったのだ。)
そぉ~っと抜いて、そぉ~っと地面に置いて、そぉ~っと収穫籠に入れて、洗い場まで持って行く。
そして、そぉ~っと、赤ちゃんを抱っこしているかのごとく、洗う。
最後の1個で、気が緩んだ。
(言い訳すると、手指が凍えてしまっていたのさ。)
手から大根が滑り落ちた。
パッキン!
だよ、、、、、
見事なヒビが入った。
まるでガラス細工の大根だ。
こうなると、出荷対象にはできない。
涙、である。
立ち直った夕べ、「ガラスの大根」には、我が家の千枚漬けになってもらうことにした。
明日には食べることができる。
怪我の功名、ってやつかな。