今年は梅干しを作る、と決めた。
私は梅干しを作ったことがない。
ならば、と言うことで、果実農家の先輩に、ご教授お願いに行った。
 
梅の実のなる頃、梅干し作りを教えてください!!
と勢い込んで言ったら、
どんな梅干し作りたいの?
って聞かれた。
 
梅干しって、梅干し、よね?
どんな梅干しも、梅干しよね?
多分、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていたのだろう。
 
作り方によって、味が色々になる、とのことで、保存庫まで連れて行ってもらった。
棚にずらっと並んだ梅干し瓶。
(壮観であった。)
それぞれ味が違うのだ、と作り方や味の説明をしていただけた。
その内で、特徴のある味の三種類を出して試食させてもらうことに。
 
1.塩20%の梅干し(「かなり辛いわよぉ。塩抜きして食べた方がいいわね。」)
2.お母さまレシピによる梅干し(「母が長年作って来た作り方で付けた梅干し。食べやすい味よ。」)
3.砂糖と酢を入れて食べやすくした梅干し
 
1.は、ザ・梅干し
口に入れた途端、顔中央に顔のパーツ全部が寄ってしまう味。
2.は、風味のある梅干し
白ご飯と一緒に食べたくなる。何となく、鰹節的な出汁の味わいが口に残る。
3.は、デザートになる梅干し
アルコール分のない梅酒の梅の実を、少しだけ梅干しっぽくしたような。何個でも食べることができちゃう。
 
今春の梅の花が終わったばかり。
今年の実の出来がどうなるか、まだ分からないけど、実の収穫時期に梅干し作りを教えていただけることになった。
どんな梅干しを作ろうか?
 
梅干し、奥が深そうだ。