雪が昨夜より降っていて、朝はかなり積もっていた。
一昨日の奇跡のような晴れの日、
(「奇跡」と言う程でもないかもしれないが、正月明けから今日(2/12)までで、曇り日と晴れ日は合わせて凡そ14日くらい。
2日に一度以上は雪が降っていたってことになる。
気分としては、晴れ日は「奇跡」なのだ。)
春作用に堆肥2tを搬入してもらった。
(私は広島市の安佐動物公園の草食動物たちの糞を主とした堆肥をもらっている。)
搬入したての堆肥は発酵でホカホカと湯気を立てている。
芳しい香、ではないが、土づくりに必要だし、何となく動物園にいるような気分になる臭いで、私としては嫌いな臭いではない。
(身体に振りかけたい程、好い香だと言う意味ではないがね。)
 
堆肥にはミミズが沢山いる。
ミミズがいることは悪いことではない(むしろ良いことだ)が、このミミズ、山の獣たちのご馳走なのだ。
普通、土を掘り返して獲るミミズ(冬の土は凍っていて固い)が、ホカホカの温い柔らかな堆肥にワンサカいるのだ。
私が獣なら、スキップして山から下りて来て、堆肥の山に鼻歌混じりで潜り込み、ミミズに喰らいつく。
 
それが分かっているから、堆肥にはカバーを掛け、食害に合わないようにしている。
朝、雪が積もっているカバーを掛けた堆肥の山の横を通り過ぎて畠に行った。
昼、ご飯を食べに家に帰る時、周囲はまだ雪景色だが、温かい堆肥の山のところは雪が解けてしまっているのを横目で見ながら通り過ぎた。
昼食後、畠に戻ろうと堆肥の横まで来た時、
カバーがない?
風に吹き飛ばされた?
いや?
この惨状は何???
カバーは切り裂かれてしまっている。
堆肥が農道にまで崩れ散らかされている。
ぎゃぉぉぉぉ、である。
 
昼飯を食べている小一時間の間に、山から獣が来て食い荒らしたのだ。
雪続きで、よほど飢えていたのだろう。
こんな明るい時間帯に、周囲に隠れるところの殆どない畠の真ん中の堆肥の山にやって来るのだから。
 
だからと言って、腹が立たない程には、私は人間が出来ていない。
無茶苦茶腹を立て悪態を付きながら、カバーを掛けなおし、周囲に中古フェンスを置き、周辺に散らかった堆肥を片付けた。
「馬鹿垂れ!!
手前らのランチのための堆肥じゃないんだぞ!!
少なくても、喰うなら、もっとちゃんと喰え!
こんなに蹴散らかす食べ方をするなんて、親の顔が見たい!!!」
 
まぁ、獣たちの親が出てきたら、それはそれで怖いが。。。。
 
防御が甘かったってことだ。
中古フェンスで防げなかったら、また対策を考えないと。
 
そんなこんなで、午後の作業が遅れてしまった。
春用の苗を作るための種蒔きが半分しかできなかった。
続きは明日。
 
これは1月下旬に蒔いたカリフラワーの芽。
可愛いよね。