夕方ジョグっていて(県道177号沿い:間野平発電所から野冠の間くらいで)猿と遭遇した。
電線を2匹が伝っていて、下を行く私を見てぎゃきぎゃき鳴くものだから、私も立ち止まって、ぎゃぉぎゃぉ叫び返した。
多分、人間に言い返されて、むっとしたのだろう。
尻尾を立てて「ふほう~!」と威嚇してきたので、私もむっとして「うぎゃ~!!」と威嚇し返した。
まぁ。。。。。
第三者がいて、この情景を見たら、もう「狂言」の世界、としか思わんだろうね。
声で威嚇するだけでは、人間としての?権威に欠けるような気分になって(負けたくなかったから)、足元の小石を拾って投げつけてみた。
残念ながら、私は投球コントロールが全くないので、小石は猿の近くまで行かず、藪の中に消えただけだった。
そこに自動車が来たので(県道だもんね)、私は道脇に避け(道のほぼ真ん中で頭上の猿と睨みあっていた)、猿は電線から山斜面の木の枝に移った。
通り過ぎる自動車を見送りながら、何だかなぁ、猿と睨み合って、ぎゃぁぎゃぁ叫んでいる、体操服の妙齢のご婦人が県道177号に出没する、ってことの方が、猿が出没するより「怖い」のじゃないか?と思われてきて、そそくさとジョグを再開。
猿との勝負は引き分けとなった。
それがあって、ジョグに出る時、猿対策で何個か小石を拾って持って行くことにした。
これ、なかなか良い。
私は走っている時、右手を無意識の内に、力を入れて握りしめてしまっていることがある。
この状態で走っていると、右半身だけ妙に疲れる。
気が付いたら力を抜くようにはしているのだが、またしばらくすると、右拳を作ってしまう。
それが、右手に何個か小石を持っていると、右手を強く握りしめることがない。
(握りしめたりしたら、痛いもんね。)
猿が来たら投げるのだ。
と走りながら、投げる練習で腕をぶ~んと振ってみるのも、身体がほぐれて良いように感じる。
私は猿が嫌いではない。
しかし、猿が里に出没し、農作物を荒らすのは、ものすごく嫌だ。
猿が里まで来たら、断固、追い払う、と心に決めている。猿に限らず、山の獣たちが、里まで頻繁に出没するようになり、農作物を荒らしたり、人の生活に悪さをするようになったら、人間はその獣たちを駆除しようとするだろう。
山は獣たちのものだ。
里は人間たちのものだ。
お互い、それを守ることが、それぞれが生きて行くために必要だと思っている。