図書館から借りた「適正農業規範GAP入門」を読んでいる。
GAP=農業生産工程管理(Good Agricultural Practice)
こうした「規範」「工程管理」が、ことさら農業ではやれていない(と思われる)のはなぜなのかなぁと思う。
記録を取る、在庫を管理する、作業工程を計画し予定と実績をチェックしながら調整していく。
って、なんか、普通に工場とか会社ではやってそうな事だのだけどな。
自然相手だからやりにくい、ってことかな?
何だか、それってある種の言い訳のような気がしないでもない。
多分、それをする時間がない、というのが農業の日常なんだろうな。
管理を行えるだけの人月を掛けるほどには売り上げは上がらない。
作業記録を整理し、計画の軌道修正し、リスク回避のための案を練る。
ってことを、組織でなら手分けして行えるけど、個人農家ではそれを農作業後、疲労困憊状態で(「百姓」なんでね。百の役割を日々こなしている)一人夜遅くまでやることになる。
そして朝から作業がまた続く。
できねぇよ。
って言うのが「つぶやき」だろうな。
でもね、やらなきゃいけないと私は思うのだ。
やらなければ、ますます個人農家は疲弊していくだけだ。
私にやりこなす方法はあるだろうか?