一週間前「奥四万十トレイルレース2017 in 松葉川」を走って来た。

(走って来た、って言いきれる程は走らなかったな。きつい登りや降りは歩いたもの。)


前日までは最後まで走り切れるか不安でもあり、走れたとしても制限時間内にゴールできるか自信がなかった。

いつものごとく、当日の朝になると、そうした気持ちの不安定さは押し黙ってくれる。

スタートしたら、ゴールまで行くしかないのだ。

って、極楽蜻蛉的後先考え無し的能天気な根拠なき覚悟が何故かできてしまう。

 

一日晴天の気温の高い日で、2リットル水を背負い、塩飴ポケットに35km行った。

登って降り、四万十川の沈下橋2つを渡り、また登って降りてゴールする。

四万十川を渡る頃までは、山道を鼻歌を口ずさみながら行けたのだが、後半の登りに入る頃から、鼻歌がカウントに変わった。

私は走り行くのが堪えてくると数を数える。

「1、2、3....100」

まで数えて、また「1」から数えなおす。

それを繰り返すようになる。

「100」まで数える間は私は平気だ。

って何故か(根拠なく)思っている。

なので、「100」を数えたら、素早く「1」に戻ってまた数えなおす。

 

後半の山道で2回コケ、2回道頭上の木に頭をぶつけた。

どちらも、2回目がかなりの衝撃で、転んだ方の2回目は前にバッタリ倒れた。

おそらく、石か木の根に足先が引っ掛かったのだと思う。

降り道だったが斜度は緩かった。

コケながら、石や枝、根が多かったので、それで怪我したら拙いな(まだ先はだいぶある)と思っていた。

身体を殆ど捻らずに前身全面で地面に叩き付けられたのがかえって良かったのだと思う。

掠り傷すら負わなかった。

最初に地面についた右肩を少し捻ったのだろう。

数日右腕を上げる時、軽い痛みがきたが、その程度だ。

頭の方は大きなコブができた。

これもコブだけだった。

変な頭痛でもしてきたら病院に行って検査しなきゃな、と思っていたんだが、そういう類の痛みはこの1週間なかった。

 

なんだか、私は山の神様に味方してもらっているような気がする。

トレイルランで山道を走っている時(歩いている時)、それが大会のような制限時間のルールがある競争であっても、私は山に遊ばせてもらっているように思っている。

まぁ...そういう風に感じているから、私は走るのが遅いのかもしれないな。

 

↓四万十町。ワンダーランドだよ。