立春の午後、フクロウ巣箱を掛けた。
集落の自治会を通して許可をいただいた、集落のお宮の裏手、山の斜面を少し登ったところの樹に掛けた。
フクロウ巣箱一式。
巣箱、ロープ(巣箱を樹の枝に釣り上げる為用)、マイカー線(樹の幹と巣箱を固定する)、巣箱の中に敷く竹炭と杉皮、カッター、父の作った設置マニュアル。
一輪車に載せてお宮まで、梯子と一緒に運んだ。
フクロウ巣箱を受け入れてください、見守ってください、と神様に手を合わせた。
お昼ご飯を食べて直ぐぐらいから設置作業を家人とし始めたのだけど、設置が終わったのは15時を回っていた。
斜面がかなり急で、足場が悪く、梯子を安全に立てかける場所の確保に手間取った。
設置した巣箱。
順調に行くとしたなら、フクロウがこの巣箱に気が付いて、安全かどうか様子を見に何度か来て、気に入って、営巣するようになるのは2年か3年先。
2年か3年後、ポヤポヤした産毛の丸まっちいフクロウの雛が、この巣箱で育ってくれるといいなぁ。