2月2日「市長と農業者との懇談会」に発表者として参加させていただくことができた。
テーマ「農業で輝くひと」
私以外に3名の農業に携わる方々の発表があった。
1.戸山の郷中王の企画部加工担当の方たちの、加工所を設立し6次産業化に取り組んでいる事例。
2.安芸区上瀬野で農地集約をして活用活路を開いた事例。
3.佐伯区湯来町多田にIターンをしブランド米インターネット販売をし地域活性化に取り組む事例。
錚々たる発表でした。
皆さんカッコいい。クールだ。
 
私は、と言うと。。。。。
農業を始めて2年、農地近くに引っ越し、毎日農作し、売上以上の経費で赤字、でも、楽しく農作続けます。
って内容。
 
う~ん。
皆さんとレベルが違ってしまっている。
発表後の懇談会でも、
「農業は赤字では続けられないよ。」
「野菜の売り先を考えなさい。」
「お客様を開拓しなさい。」
「年金使い込まないようにね。」
「頑張んなさい。」
色々励まし、忠告をいただき、肩身が狭かった。
 
この私の中の齟齬は何なのだろう?
毎日農地に行き、畠を眺め、空を見て、気温を感じ、土や水に触り、虫や獣にクスッと笑ったり頭を掻いたり、発芽した芽を可愛いなぁと思たり、収穫に喜んだり、技術が追い付かず上手く育たなかった作物に詫びたり。
そうした毎日を上手く表現できなかったことが齟齬なのだろうか。
こうしたことは「農業」とは違うのかな。と思ったりもした。
 
業なのだから「儲け」を出せなければ駄目なのだろうな。
仕事なのだから、効率、利潤、顧客開拓、イノベーション、多角化、6次産業化。。。そうした諸々も経営計画の下、追及して行くのが本当なのだろうな。
 
頭では、そう理解はしている。
それでも、私にとってはそれは何かがどこか違う、と、どうしても私のどこかが呟く。
「利益」は「金銭的儲け」の意味だけではないと思っているからだろうか。
 
私は、まだまだ、考えが甘いのだろうかな。。。