そんなことをしている場合かぁ~?
収穫、圃場整備、定植、播種、除草、誘引、施肥、耕耘、諸々あるじゃろうがぁ。

って心の声がガアガア言ってはいたのだが、どうしても行きたくて、某農業資材機器会社さんの研修に半日出かけた。

新しい農法「アイメック農法」に今興味津々なのだ。
ナノレベルの穴の開いたフィルム上に種を蒔き、水、肥料、薬剤はそのフィルムの下を通して根に供給する、って農法。

除草の手間がない。
病害虫害を避けることができる。
肥料、水の供給を計画的に行える。
そのことで、高品質の作物を安定して栽培できる。

今現在、日々圃場で溜息をつく原因の殆どをなくすことが可能なんじゃ、って農法だ、と理解している。
その実物を見ることができるし、導入している担当者さんと話しもできる、ってことで、気になることに蓋をして行ってしまった。

アイメック農法以外にも、ドローンは飛ぶ、見たこともない大型農業機械を触って見ることができる、「憧れの」トラクター(大から小まで)の実物各車を見ることができる、って、ワクワク大興奮の半日だった。

導入したいぞアイメック。
冷暖房ステレオ付きトラクターで耕耘したいぞ。
でも、何れも、ネックは資金が私にはないこと。

100万1000万単位の資金がいる。
公の補助金を使おうと思ったら、審査資格をまずは満たさなければならないのだが、その資格が今の私にはない。
まず、
今の私は認定農業者ではない。
そして、
大きい金額の資金融資を受けた場合、その借りたお金を返すためのスパンが、私の年齢からすると短いと判断される。
後継者(子ども)でもいれば話しは別なのだろうが、いくら平均寿命が伸びたといっても、30代40代で後20年30年は働けるだろう、と第三者が判断できる人たちとは違い、(本人の意志とは関係なく)せいぜい後10年ぐらい農業やるかどうかなんじゃない?って年では審査ではねられるだろう。

などと、案外冷静に判断してもいる。
まずは、明日の収穫、圃場整備、播種...そして、それからのことも考えてみますかね。