引っ越して1ヶ月はたった。
やぁっと「日常生活」っぽい時間が取れるようになって来ている。

未だ、畠仕事と家の片付けとが入り乱れてはいるが、なぁんとなく、毎日のパターンができ出していて、気持ちが大分楽になった。

今興味津々なのが「庭」。
十数年手を入れていなかった庭だ。
蔦植物、低木が謳歌し、「雑草」が繁茂している。
最初に見た時には、どうしたものか、と茫然としたのだけど、ちょびっとづつ草を刈り、蔦を除き、低木を除き、をしている内に面白くなってきた。

元々は和風の庭だったと推察できる「岩」とか、灯籠とか、見る人が見たら、要所なんだろうな、と思われるところにある築山とかあって、当初はどんな庭だったかを想像するとワクワクしてくる。



庭の草刈りなどしていて、ふと、子供の時に読んだお話「秘密の花園」を思い出した。



庭は秘密でも何でもなく、通りに面した衆人の目に晒された庭ではあるのだが。

「秘密の花園」の「荒れ果てた庭を再生する」ってストーリーに似ているなぁ、なんて思いながら、腹が立ってくる程庭中に蔓延り地面を締め付けている蔦と格闘している。

来春、庭はどうなっているだろう?