引っ越し先の一軒家に初めて一泊した。
初単身赴任、ってことになるのかな。

単身赴任、と言うよりは、作業遅延で帰れなかった、って方が実態に近いかなぁ。
ブロッコリーの出荷準備に手間取り、かなり遅くなってしまったので、現住地に帰るのがしんどくなってお泊りすることにしたのだ。

出荷準備をするコンテナハウスから出たら、里山から月が昇っていた。
集落には街灯が少ない。
30~40m先の家に行く道も暗いはずなんだが、月明かりでくっきり道が見え、その道に月明かりを受けた梅の枝の影が落ちている。

月光は明るい。

ってことを思い出した。
小学生のころ、ついつい暗くなるまで外にいて、帰る時には真っ暗。
でも月が出ていたので、必死になってこいでいた自転車の影が道に映っていた。
なんてことまで思い出した。

翌日は集落の水管理の日。
農地に水を供給している里山の水源まで上がって掃除をさせていただいた。
霜が降りた朝で、山水は冷たく、水タンク手を突っ込んで洗っていると悴んでしまうが、こういう作業って好きだ。
来月から集落に正式に引っ越すので、そうしたら、水管理当番も順に回ってくることになる(と思う)。
そういうのも楽しいことの内かもね。