2月最後の日曜日、とびしまマラソンを完走した。

晴てはいても雲が多く風はそこそこ、気温は春、という走るには絶好の陽気。
ここのところ、真っ当に走っていなくて、少々不安な気分ではあったのだけど、スタートラインに行ったら落ち着いた。
ともかくも、これから42.195kmを走れるのだ。
一日の内の数時間を走ることだけに費やすことができるなんて、なんて贅沢なことだろう。

とびしまマラソンのコースはハーフの時から大好きだ。
瀬戸内海をずうっと観ながら走って行ける。
海を常に観ながら走って行けるコースって、そうはないように思う。
好いコースだ。

島の縁に沿った円弧のコースなので、随所カーブがあり海に向かって走って行くような気分になる。
穏やかな天候だったこともあって、時々海の方によって海をのぞき込んだり、突き出ている岩の形の面白さに見とれたりしながら走っていた。

集落に入ると、集落の方が応援に出て下さっていて嬉しい。
「お姉ちゃん、頑張って!」
とか声を掛けてくださったりして、ちょっと恥ずかしい。
「お姉ちゃん」
って言ってもらえる年齢じゃないんだけどな。

給水や補給はエイドでさせていただいたのだけど、たとえそこにエイドがなくても、自主エイドとして補給をしようと思っていた地点がある。

32km地点

昨年、私はそこでリタイアした。
後10kmが走れなかった。

確かここでリタイアすることを決め、係りの方の方へ歩いて行ったのだった。
と覚えのある32km地点まで来て、ウェストポーチからチョコブラウニを出し、ものすごくゆっくり超甘甘のブラウニを食べた。

験直しだ。
厄落としだ。

食べ終わったら、楽しくなってしまった。
そこからは、鼻歌を口ずさみながら走った。
(とは言え、しわくなかったわけじゃないよ。)

ゴールしたとたん、
「完走しました!!!!!」
と声をあげていた。
多分、誰に、と言う訳でもなく、自分に言っていたんだろうね。

そうそう。ゴールのところで福元テツローさんと本名さんがハイタッチで出迎えてくださった。
やっぱり、ゴールで喜んで迎えてくれる人がいるっていいよね。

走行時間:4時間27分
ペースは一時期よりキロあたり30秒遅くなっている。
原因は「練習不足」

さても、農作業ばかりではなく、走ることも一日の中に入れてあげなきゃね。