指宿・菜の花マラソンから帰って、自分のラップ、ペースなんぞを眺めている。

指宿・菜の花マラソンを走ったのは今回で7回目になる。
7回目にして、ようやく積年の目標「指宿菜の花マラソンコースでサブ4」を達成できた。

昨年と比べ、おぉ、と思ったのは、ストライドが平均1cm伸び、ピッチは3spm増だってことだ。
さらに、おぉ~、と思ったのは、ペース平均は7秒早く、それよりも何よりも全体を通してペースの凸凹が昨年よりもずっとなだらかだってこと。

どうやら、より安定して走ることができるようになって来たらしい。
これは嬉しい。

スタートから25kmぐらいで、サブ4ペースメーカ集団に追いつき、そこからは、その集団と一緒にゴールまで行くことにしたのも、安定して走れた一因だと思う。
ペースメーカを務める方の走り方、力を抜いて、軽く走るってこういうことか。
って見本を何キロも身近で目にできたのも勉強になった。

実は私は最後の最後、ゴール前500mあたりで、マンホールの縁に足先を引っ掛けて、見事にバッタリと転んだ。
両足先を引っ掛けたので、木の棒が倒れるように前に倒れた。
顎と左膝に擦過傷ができただけで済んだのは幸いだった。
倒れたとたん、両脇を走っていた、おじ様とお兄様が、

大丈夫か?!

と両脇を抱えて立たせてくださった。
4時間を切れるかどうか、という時間帯で(その時点で3時間52分ぐらいだったと思う)脚を止めて、転んだシニア女子を助け起こし心配してくださったことに感謝。

ランナーって、普段はそっけないし、人様に干渉をしないし、干渉されるのを嫌う人が多いように思うのだけど、こうしたアクシデントの時は、実に適切に助けの手を差し伸べてくれる。
そして、相手が大丈夫だと分かれば、それ以上のことはしないで、また自分の走りに戻って行く。

助け起こしてもらって、膝も動くし、頭もフラフラしなかったので、

大丈夫です。
早く行ってください。
今なら4時間を切れます!

と言ったら、お2人、うん、と頷いて、先を走って行ってくれた。

私もその後を追いかけた。

4時間に後7秒って時間でゴール。

大丈夫ですか?

と、完走タオルを渡してくれたボランティアの方に声を掛けられて、顎から血が流れているのに気が付いた。

まぁ、最後に転げたのは実にキャーホーイ的で、ゴール時間も実に私らしい走りをした、と言えば私らしい走りだったかな。

(^o^;)