11/22(土) 晴れ。暖かい。
午後、バックパックに水とウィンドブレーカー、タオル、地図を入れて里山へ行くことにした。

豪雨の「8/20」以降、なぁんとなく、里山へ足を向けることに躊躇いがあった。
(こういう「なぁんとなく」の思いも、災害の影響の内の一つなのかもしれない。)
いつまでも、そういう「なぁんとなく」を引きずっていてもしかたないし、紅葉も麗しくなり始めている。
行かない手はない。

目標を「二ケ城山」にした。
地図上からの見積もり:往復15km程度。自宅からの往復時間3時間ぐらい。

テッと走り出し、高陽方向に向かう。
風もないし、日差しも柔らかく温か。
7-8/kmぐらいのユルユル走りで、ご機嫌よく高陽地区に入る。

「二ケ城山」方向へ向かうも(例によって)道を間違えた。
30分ほど高陽の道をさまよい、地図を確かめ確かめ軌道修正。
なんとか岩の上方向の登山口に入ることができた。

satoyama1

30分時間をロスしていたので、すでに14時半を過ぎている。
初めて行く山道で、時は晩秋。
もう一度道に迷ったら、山道の途中で日が暮れる可能性がある。
里山とは言え、それは避けないと...
どうする?
とは思ったのだが、見上げた山道、かなり整備されている。
行ける。と判断した。

速く、でも急ぐな。

とい聞かせて走り上って行くと、両手両足を使ってでないと登れない険しい岩場が現れた。

こういうの好きだ。
(走り登れはしないけどね)
岩に手を掛け、足場を確かめながら上へ上へ登って行くって、かなり面白い。
私は高所恐怖症気味なのだけど、高所恐怖って下を見下ろさなければ起こらない。
上を見上げて進む限りは怖くない。

岩場を過ぎ、尾根を走っていくと二ケ城山頂上に出た。

satoyama3

山城があったらしい。↓
satoyama2

南西方向と北東方向に視界が開けている。

北東方向↓
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南西方向。瀬戸内海が見える。↓
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日が西に傾き出している。
頂上で3時のお茶休憩をする予定だったのだけど、3時は既にかなり過ぎている。
給水だけして、とっとと降りることにした。

帰路は距離からすると、来た道を引き返すのが一番短い。
来た道だから様子も分かっている。
ただ、東斜面の道だから、夕刻が近づくと寒くなるのも早いし、暗くなるのも早い。
急登岩場もかなり続いた。

地図上、降りる道は二つある。

右に行けば来た道を降りる。
左は西斜面を降りる道。

satoyama6

地図を見て、距離は長いが、緩やかに降ることのできそうな西斜面の道をたどることにした。
距離が短いことが近いことではないし、距離が長いことが遠いことではない。

秋の夕方に向かう頃。
落ち葉を踏んで駆けて行くのは楽しい。

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30分弱で降り、舗装道路に出た。
後はゆるゆるジョグで日のある内に帰宅。

*****
トレランするにはよい里山だ。
山道が整備されていて、道幅もある。
急登岩場があるので走り通す、って言うのはかなり難しいが、その箇所以外は、楽しく駆けることが可能。
沢あり。頂上の展望あり。
歩いても、走っても楽しい。