8/9-8/10 台風11号ハーロンの広島直撃はなかった。

とは言え、風も吹いたし、雨も降った。

台風の影響としての研修用の畠での一番の被害はゴーヤの棚。

13mぐらいの畝に鉄支柱を立て、ネットを張って、ゴーヤを伝わせていた。
ゴーヤの葉っぱで壁ができるまで、良く繁ってくれていたのだけど、そのゴーヤの壁に台風の風がぶち当たったらしい。

ゴーヤの棚全体が、バッタリ、と倒れてしまっていた。

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棚の高さは私の背より高い。

goya

皆でえっちらおっちら棚を立ち上げ、支柱の補強をするのが朝一番の作業になった。

他の被害としては、風で煽られて、キュウリの葉がめちゃくちゃになり、今後の収穫が見込めなくなってしまった。

(葉っぱを失うと、実は実らない。実ってもいじけた状態になる。
植物は葉っぱによる光合成で成長し、実をつける。
って、小学校の理科の授業で習ったことを、実体験として目の当たりにしている。)

なんだかんだ今日は、その他にも倒れかけているオクラや唐辛子の株に支えをしたり、吹き飛んだビニールシートを洗って片付けたり、山から飛ばされて来た木の枝を片づけたりで一日終わってしまった。

直撃しなかった広島でこうなのだ。
台風が通過したところの、その畠や田に立つ方たちの遣る瀬無さはいかばかりだろうか。



畠仕事をする以前は、台風のニュースなどで、

田畑の様子を見に行く、と言って、水路に落ち流された。

という内容を聞くたび、

何もわざわざ台風のさ中に、田畑なんか見に行かなくても...

と思ていたのだけど、何て不遜なことを思っていたのだろうかと今は反省している。


見に行かずにはいられないのだ。

見に行って、水路を開ける(もしくは閉める)ことで田畑を守ることができるなら、私でも増水している水路に降りて行ってそうするだろう。
支柱を何本か立てることで、倒れそうな株、痛みそうな葉を守ることができると思えば、強い風雨にさらされても、その作業をするだろう。

野良仕事に「晴耕雨読」はないのだろうな。

晴れても、降っても、野良へ!

なんだな。