午後、暑さ慣れするため走りに行く。
とはいえ、炎天下のロードを行くのは、かなり気が進まない。
ならば山へ行こう。
と、権現山→阿武山を走ることにする。
山ならば木陰があって、アスファルトの上を行くよりは身体が楽だ。
権現山まではユルジョグで登り、阿武山へ向かう山道に入って暫くしたら、雷鳴が聞こえ出した。
まだ音が遠い。
まだ、頭上は青空だ。
でも、北の方を見ると、空が暗い。
う~ん。
降るのは構わないけど、雷は嫌だな...
それでも歌を歌いながら半キロ程進んだものの、だんだん、雷の音が大きく鳴り出している。
近づいてきているんだよね、雷。
阿武山に行くまでは、降りもしないし、雷も大丈夫だろうけど、帰りの降りでは雷雨の中を、ギョエ~、とか、ヒエェェェェェ、とか喚きながら、降ることになるかもしれない。
喚けている内はいいけどね。
雷が頭上で鳴り出したら、私は立ち竦んで動けなくなる。
阿武山登りに足をかけたくらいの所で、道端にやたらと大きなキノコを見つけて立ち止まった。

キノコが足を止めさせた。
まぁ今の内に戻りんちゃい。
とキノコに言われた気がして、そこから引き返すことにした。
山を下りきって振り返ったら、空はかなり怪しげ。

結局、家に帰り着いたら、土砂降り雷鳴。
洗濯物の取り入れ、何とかセーフ。
もどりんちゃいキノコのおかげだね。