家事はシジフォスの神話だ。
ようやく終えた、と思った次の瞬間、また振り出しに戻って、同じ作業を営々と繰り返すことになる。

家事が好きなら、この状態、極楽だろうな。
永遠に続く「仕事」なのだもの。

ってな、愚痴とも、家事哲学ともつかぬことを思いつつ、

ともかくも、ともかくも、午前中だけはやるのだ!

という決心のもとに、掃除洗濯を怒涛の勢い(大袈裟だな...)で終わらせて、午後、

そぉれ♪

と、ご褒美に走り出た。


しかし、
今日、夏日、だったんだよね。
夏至後、1週間しかたっていないんだよね。



やっちまった...

14kmで、心拍数が妙に上がり、頭がフラフラしてきた。

今年初の熱中症初期状態。

ぶっ倒れるわけにもいかないので、風通しのいい日陰で水を飲みながら、心拍が落ちつくまで休憩。
その後は1kmぐらい歩いて様子見。
まぁ大丈夫かな、と判断して、後はユルユルジョグで無事帰宅。
(途中、自販機エイドで冷たいスポーツドリンクを買って一気飲みした。)

今週、ちょいと睡眠不足だったり、雑な食事の連続だったりしたから、疲れもあったのかもしれないな。



実は、9月の大会の練習のつもりで、意識的に最も暑い時間帯(14時)に走り出したんだよね。
9月は、まだ暑い。
残暑の最中だ。
その中を(おそらく)10時間ぐらい走ることになる。
暑さに耐性を持たせないと、走り切れない。

9月までの2ヶ月、暑い中を9km/hで10時間走り抜くだけの、脚と心肺と知恵を身体に叩き込まなくては。

脚と心肺と知恵

この中で、一番私には難しそうなのは、やっぱ「知恵」かな?



それにしても...

走ることには、シジフォスでいることに、何の苦痛も感じないんだよねぇ。

シジフォスも岩を運び上げるのを嬉々としてやっていたのだとしたら、「シジフォスの神話」は喜びの物語、なんだろうな。