私事なんだが。。。
私の両親(2人とも80歳を越えている「老」夫婦だ)が個展を開くことになった。
若い頃から、2人とも、個展を開きたい、という願望があったようだ。
(多分人生最後となる)大イベントを、この4月23日から29日まで、茨城県つくば美術館(第2展示室)で開催する。


紙管を使った工芸作品(父)と、刺繍で描いた絵(母)の展示になる。
娘の贔屓目は存分にあるが、かなりユニークで面白い作品展になると思う。
紙管は、紙や布など(工場などで製品として使う時に)を巻いてある、かなり頑丈で分厚い紙の管。
巻いてあった紙や布を製品とした後は、その紙の管だけが残る。
(トイレットペーパーの芯の大きい版と思ってもらえばいい。)
残った紙管は廃棄処分されてしまうのだが、父は、その管の丈夫さ、円筒形などを面白いと思ったらしく、廃棄処分される紙管を貰って来ては、この数年、色々な物を作って楽しんでいた。
椅子、フォトスタンド、机、籠、ランプシェード。。。
あの丸い紙の筒が、こういう風になるのかぁ?
と、実家に帰るたびにお披露目される作品に、苦笑、当惑、驚愕してきた。
紙管は分厚いので、電動工具を使って加工していたのだが、それも体力的にきつくなったとかで、今回の個展を作品作成の一区切りにしたいようだ。
母の方は、片目がない。
事故で失った。
それまでは絵画など描いていたのだが、遠近感、全体のバランスや構成などに、何となく「気に入らない」「上手くいかない」という感覚があるのだろう。
絵の方は描かなくなった。
その代わりなのだろうか、布に刺繍をし始めた。
始めのころは、私に刺繍付きポーチなどを作ってくれていたのだけど、その内、童話の1シーンや、自分の好きな詩歌のイメージなどを、クロスステッチで布に表現するようになった。
宮沢賢治、新美南吉といった作家の童話の、自分の好きなシーンを、自分のイメージで、刺繍糸で表現している。
とても綺麗だ。
(私に、これを作れ、と言われても、あの辛抱強い細かな作業は絶対できないぞ、と、いつも思う。)
4月23日から29日、茨城県つくば市の方へ足を向けることがありましたら、覗いてみてください。
(私はその1週間、受け付け係りを任命されているので会場にいます。)
茨城県つくば美術館
茨城県つくば市吾妻2-8
TEL:029-856-3711
私の両親(2人とも80歳を越えている「老」夫婦だ)が個展を開くことになった。
若い頃から、2人とも、個展を開きたい、という願望があったようだ。
(多分人生最後となる)大イベントを、この4月23日から29日まで、茨城県つくば美術館(第2展示室)で開催する。


紙管を使った工芸作品(父)と、刺繍で描いた絵(母)の展示になる。
娘の贔屓目は存分にあるが、かなりユニークで面白い作品展になると思う。
紙管は、紙や布など(工場などで製品として使う時に)を巻いてある、かなり頑丈で分厚い紙の管。
巻いてあった紙や布を製品とした後は、その紙の管だけが残る。
(トイレットペーパーの芯の大きい版と思ってもらえばいい。)
残った紙管は廃棄処分されてしまうのだが、父は、その管の丈夫さ、円筒形などを面白いと思ったらしく、廃棄処分される紙管を貰って来ては、この数年、色々な物を作って楽しんでいた。
椅子、フォトスタンド、机、籠、ランプシェード。。。
あの丸い紙の筒が、こういう風になるのかぁ?
と、実家に帰るたびにお披露目される作品に、苦笑、当惑、驚愕してきた。
紙管は分厚いので、電動工具を使って加工していたのだが、それも体力的にきつくなったとかで、今回の個展を作品作成の一区切りにしたいようだ。
母の方は、片目がない。
事故で失った。
それまでは絵画など描いていたのだが、遠近感、全体のバランスや構成などに、何となく「気に入らない」「上手くいかない」という感覚があるのだろう。
絵の方は描かなくなった。
その代わりなのだろうか、布に刺繍をし始めた。
始めのころは、私に刺繍付きポーチなどを作ってくれていたのだけど、その内、童話の1シーンや、自分の好きな詩歌のイメージなどを、クロスステッチで布に表現するようになった。
宮沢賢治、新美南吉といった作家の童話の、自分の好きなシーンを、自分のイメージで、刺繍糸で表現している。
とても綺麗だ。
(私に、これを作れ、と言われても、あの辛抱強い細かな作業は絶対できないぞ、と、いつも思う。)
4月23日から29日、茨城県つくば市の方へ足を向けることがありましたら、覗いてみてください。
(私はその1週間、受け付け係りを任命されているので会場にいます。)
茨城県つくば美術館
茨城県つくば市吾妻2-8
TEL:029-856-3711