LSDに出掛けた。

晴れ空だけど、風が2月。

往路は追い風だったから辛くなかったのだけど、北方向へ戻る復路は、風に体温を取られて悴んだ。

指先が冷たくなって感覚がなくなると、身体全体も悴んでスピードが落ちる。

生命の危険を感じて、末端への血液供給をケチり出した心肺機能のせいだろう。

寒い2月の道を走っているだけなんだがな。

と自分に呟いたものの、自己防衛本能は解除されず。
ギクシャク、ノロノロの復路となった。

寒い中、ノロノロ走りは、かえって身体が凍える。
呼吸が荒くなる。
無駄な呼吸をしているので、ますます身体が冷えてくる。
悪循環だ。
望んでいることとは逆のことをしている自分の身体をもてあましながら帰還。


帰宅後、鍵を開けるのにも苦労する悴みマックスの指先を、ホットミルクをすすりながら、ミルクカップで温めたら、呼吸も楽になった。

今度寒い日に走る時は、小型の簡易カイロで手を温めて、心配性の心肺機能を騙して行ってみることにしよう。