2013年1月13日

風雨の一日だった。

スタートから雨だったが、それでも、15kmぐらいまでは、風が強くなかったし、雨も耐えられるぐらいだった。

そこから先、強風と共に雨が痛い勢いで降って来た。

走っていて、最後の最後(30kmを過ぎる頃)で、

「もう走るのは嫌だ.....」

と思った。

走り始めてここ数年の内で、きついよぉ、しんどいよぉ、と思ったり、もうリタイアするしかないかもしれない、と思ったりしたことはあるけれど、走るのが嫌になったことはない。

強風の中、雨にずっと打たれて身体が濡れ鼠。
冷えて、凍えて、何故自分が走っているのか、よく分からなくなってしまった。

この時点で既に、今回の目標サブ4は達成できる見込みは皆無となっていた。

立ち止まって、ポケットに入れてきた気付け薬用のチョコレート味クッキーを5分掛けて食べた。

ゴールまで行こう。

それだけ思った。

せめて、完走だけはしよう。
ジョグ以下のスピードでもいい。
走ろう。

と思った。
何故そう思えたのか、よく分からない。


それから1時間半後、ゴールした時も、嬉しくもなく、ホッとするでもなく、

もう走りたくない。

と呟いてしまっていた。

ゴールしたのだから、もう走る必要はなかったのだけどね。


1日以上たって、猛烈な反省の念が襲って来ている。

悪天候なら悪天候の走り方があるはずだ。
私がそれを知らないだけだ。

大丈夫。
私はまだ走ることが好きだ。

少し休んで、また走ろう。

晴れても降っても、道はあるのだろうから。