そういえば、LSDをしていて、すごい光景を見た。
太田川上空を鳶が、魚(下から見上げた私が、「あっ、大きなお魚」って思ったぐらい大きい)を両足に掴んで飛び去って行った。
巣で待っている、子鳶たちに持っていったのかなぁ。
とも思ったが、それよりも、
卵の時から、幼魚、成魚になる間、太田川の水中でずっと暮らしていた魚が、生涯最期の何分間か、空を飛ぶ経験をしているんだ。
ってことに気が付いて、うぉぉすごい、って思った。
水の中じゃないんだから息が苦しいだろうけど、それでも、魚眼からみる地上は魚にとっては、驚異の世界じゃなかろうか?
水のフィルタを通さない、曇天の空は、どんな風に見えているのだろう?
見えていないのなら、鱗を通して、空気・風を、どんな風に感じているのだろう?
水を通さないで入ってくる空気は、鰓にどんな感覚を与えているのだろう?
あの魚と同じような体験を私がするとしたら、それは、ぽ~ん、と宇宙空間に放り出されるような体験なんじゃなかろうか?
所詮は死ぬのだけど、それまでの何分間(何秒間かな)か、自分の五感が感じる世界は、すごい世界じゃなかろうか?
うわぁぁぁぁぁすごいや。。。。。
って驚嘆しながら最期をむかえることができるなら、それはそれで好い最期かもしれない。