土曜日の午前中、ベランダから空を見上げる。
雲が一面空を覆っている。
南風がある。
うんうん。これって走りに行け、って合図なんだよね。
と、一人納得して、ペットボトルを腰にLSDに出掛ける。


蒸し暑いものの、直射日光はなく、向かい風なので楽だ。
ゆっくり、黙々と走る分には支障ない。
ただ、できれば、山の方の灰色雲が広がって、にわか雨でも降ってくれれば、もっといいんだがなぁ。


往路は一定ペースで順調。5km、10kmで持ってきたペットボトルで給水。
復路、風がなくなった。というより、追い風になったため、無風になったように感じてしまう。
風を感じないと、汗が猛烈に噴出し、身体がずぶ濡れになる。
シャツはもちろん、トレニングパンツもぐっしょりで、客観的に眺めたら、かなりひどい姿だったろうな。
17kmから18kmを過ぎた辺りで、急激にバテだす。
バテだすと、水の消費が激しい。
のどが渇いて、というより、冷たい水で身体を冷やしたくて、冷水が欲しい。
リタイアしてバスで家に帰ろうか?
コンビニ見つけて、中に入って涼もうか?
取りあえず自販機で冷たい水を確保しようか?
いやいや、帰るんだ。シャワーを浴びる楽しみが家に帰ればあるんだ。
頭の中でブツブツ呟きながら、走ったり歩いたりの繰り返しで帰宅。
水、麦茶、2リットル程一気飲み。
シャワーの下で身体を冷やして人心地になる。


曇りだからって油断すると失速してしまうんだよね。
21kmを3時間かかってしまった。