走ること」について、私がバイブル的にしているのは、次の本。
『ランナーのメンタルトレーニング』ジョー・ヘンダーソン著 大修館書店
この本は、色々なことを教え、気づかせてくれる。
今日も走っていて(夜だよ。日中走ったら、道端に引っくり返っちゃうような夏日だもの。)、走り始めの暫くが、だるいし、身体が重いしで、
「今日は駄目な日。これ以上、無理したら身体壊すかもなぁ。後1分ぐらい走っても、この状態だったら、走るのは止めて帰ろう。」
とばかり思っていたのだけど、1.5キロを過ぎるころから、そういう心の呟き(愚痴)が止まった。
『ランナーのメンタルトレーニング』92頁には
『身体には後で聞くことにして、とりあえずこれらの偽りの感覚を後越えて.....、1マイルか2マイル走ってから判断すればよい.....』
1マイルか2マイル、って、キロだと1.7キロから3キロ強になる。
この頁を読んでからは、走り初めが、調子悪くても、だるくても、2キロ前後は我慢して走ってみることにしている。
身体が本当のところはどうなのか、本当に具合が悪くて走れないと心が警告を発しているのか、それとも、怠惰な気持ちがそう言わせているだけなのか、は、1キロ(5分~8分)程度走っただけでは分からないことが多い。
10分程度身体を継続して動かしていると、殆どの場合、走り始めの「愚痴」は身体からも、気持ちからも蒸発してしまう。
今日もそう。
2キロを走る頃には、鼻歌を口ずさんでいた。
結局、約5キロを楽しく走り終えた。
『ランナーのメンタルトレーニング』でも、私が特に好きな言葉。
勝つこととは、今日走ることができ、明日もまた走れるということなのです。最高の栄誉とは、終わりが見えなくても走る続けたいと思うことです。
そうありたい。