先週アストロプロダクツ横浜店へ行った時に東日の”トルクレンチテスター”が置いてあるのを見つけていました。

店員さんに聞いたら、なんでも東日からレンタルしていて、もう少し横浜店に置くけど暫くしたら川崎店へ送ると聞いていました。
その時にはトルクレンチは家に置いて来ていて、チェック出来なかったのですが、今日電話してみたらまだ店に置いてあるとの事でチェック(無料でした)してもらいに行って来ました。

nao のトルクレンチは合計3本あります。

1. 東日 225QL (0.5kgf/cm~2.25kgf/m)

2. 東日 450CL{head差し替え式} (1kgf/cm~4.5kgf/m)

3. PROTO 6006MA(1kgf/cm~10kgf/m)

このうち、もっとも古いのは 450CL で、コイツは NSR250R で SP250 に乗っていた90年頃に RC-VALVE 下のナットがソケットレンチが入らず、メガネレンチのヘッドに交換出来るトルクレンチが欲しくて、当時中古で購入した物です。

その後、アクスルナットとか高いトルクをチェックするように 94年頃 PROTO を買い、 TZ250 に乗った 97年にシリンダーヘッドの 1.1kg/cm を計れる様に 225QL を買いました。

で、PROTO製に関しては東日よりイメージ的に精度悪いだろうな~と思っていて、アストロプロダクツの店員さんと話をしていても外国製は精度が±3% の枠を超えていて 5% 前後のような事を言っていました。

さて、さっそくチェックしてもらいます。
チェックは簡単、そのトルクレンチの測定幅の丁度真ん中の測定値にトルクレンチをセットして、プリセットがカクンと動いた時のテスターのトルク値とレンチのセット値の差から誤差を測定します。
それぞれ10回ずつチェックして、平均値を出してそれで総合的な誤差を判定します。

まずは一番怪しいプロト製。
以外にも測定値が 10回のチェックで殆ど変化無し、その測定精度は誤差 2% で合格でした!

お!一番怪しいのがコレなら世界の計測器メーカー東日なら 1% くらいで収まるか!?と期待して 450CL をチェック… あれ?ちょっと… いや、結構ズレていないかい??
結果は… 誤差 10% (実際のセット値よりも低い所で作動してしまう)で不合格でした…
これは校正に出した方がいいですよと店員さんからアドバイスを貰います。
ま、古いし中古で買ったし、そういう時期でもあるのかと覚悟しました。

が!実は最大のショックはその後に訪れました。

一番新しく、大事に使っていた 225QL。
コイツは実の所、チェックするまでも無く合格だろ~~~とタカをくくっていたのですが、測定してみるとなんと… 測定誤差 15%以上で不合格!!!
しかも只の不合格ではなくて、最初のテスターでのチェックでは 9.8Nm の所、9.1 で作動。
しかし次、次、次とやって行く度にどんどん測定誤差がマイナスの方にでかくなって行き、やればやるほど誤差が大きくなる…最初と最後で実質 0.6kgf/cm くらい違うんです。
コイツは10回かけませんでした。
店員さんから、やればやるほどずれているし、この辺にしておきましょうか…と見切りを付けて計算して見たら、その時点で 15% だったのです。

これにはさすがにショックで倒れそうになりました…

と言うわけで、225QL と 450CL は校正へと東日へ送りました。

ただ、物が古いので部品供給の関係から校正しきれるか解らない、また料金もチェックしてみないと解らないとの事で、場合によっては校正代金のほうが高くなってしまうので新品を買ったほうがいいかもと言われてしまいました…

校正料金の見積もりは割りと早めに出るだろうとの事で、現在返答待ちです。
買い替えの場合にはデジラチェがいいな~なんて思ってますが、予想外の出費になりそうです。
トルクレンチって高いんですよね。
場合によっては今回不良の代替もプロト製にしようかなと思います。