今週の連休で秘密基地室内の全部屋の柱を塗り変えて
しまおうという無謀な計画を立てたパパさん。
「イワナの森....雪あるんじゃないの?」と聞く私に
「まだ大丈夫だわー。」 と何の根拠もないくせに自信たっぷりのパパさん。
揖斐郡に入った途端、イヤーな予感が薄い胸をよぎる。
10分後の道路脇
20分後の道の駅
30分後の景色
40分後の停止線
既に看板見えず「停留所」と間違えた人が
たくさん待っていたらどうするんだ!!....なワケない- - ;
50分後の私の内心
もちろん ノーマルタイヤのこんな車じゃイワナの森には立ち入れない。
丁度その時、熊が....間違い、イワナオジサンが車で引き返してきた。
「無理だわ。大きな岩が落ちてるから。」
なーんだ、引き返してきたのは雪のせいじゃなくて 落石のせいか。ホッ。
ん?....もっと怖いじゃん!!!!!
車で立ち入ることをあきらめて
私の車を こんなに大胆に乗り捨て 徒歩で進む。
(実は、この時点で既に前後走行不能に陥っている...)
途中まではイワナオジサンのタイヤ痕跡を行く。
さて、少し行くと前出の落石があった。
「てこの原理で動かす!」と自信満々のイワナおじさん ^ ^ ;
思った通り。...そんなに甘いもんじゃあありません。
....木が折れる。私の気も折れる - - ;
パパさんが持ち上げる。
石の右側にはイノシシや猿、ニホンカモシカの足跡が...
オジサン、とっとと諦め傍観者に徹する。
微動だにしない。意志の強い石だ。(←ココ一応オチ。)
やったぞー、石が動いた~。(20㎝)
フンころがしの如く少し転がり 車が何とか通行できる。
(と言っても イワナオジサンの車の為だけに...)
これがヒントになったのかな?
ホッカホカ~♪
*注:石を持ち上げたときにパパさんのお尻から出てしまったのではありません。
その後はイワナオジサンが
「朝一で歩きやすいように踏み固めておいたよ。」と言った道を進む。
しかし、あまりの外股の跡で 内股の私は後ろ向き歩行で進まないと使えないのであった。
散々楽しんで その後 笑ってはいられない道を無言で歩む。
国道から500メートル先の我が秘密基地に辿り着く。
お、川を臨む私のお気に入りの椅子がフワフワで座りやすくなっている♡
さ、始めるよったら始めるよ~♪
(パパさんが畳をあげている この時、私は大部屋の高いところを塗っている)
高所恐怖症のパパさん。
(パパさんが怖々上っている この時、私は不安定な脚立で
天井をテキパキ塗っている。)
というワケで雪道往復二日間と
無謀ともいえる強行スケジュールは
私の働きで終わったと言っても過言ではない。
最後の点検で見つけた、一番高い塗り残しも
ワタクシがやりましたとさ。
さ、雪解けを待って 春一番でクロス替えだ。
これからの定休日は自宅で少しのんびりできるかな♡
...と思ったら!!
パパさん翌日に完全クロカン車のポンコツを買ってきた。
これで道なき雪道を進むわけね。
「パパの前に道はない、パパの後ろに道は出来る」....か。
byバカ村こうだろう
続く。