ダイエットカウンセラー・認定薬剤師の直田弥丈です。
食欲の秋と言われますが、ダイエット相談の中で「つい食べてしまう」「食べ過ぎてしまう」というお客様が多いように感じるので、今回はそのメカニズムと対策を簡単にお伝えします。
「つ い食べてしまう」という方の心理メカニズムとして、
「健康のために、食べ過ぎることはよくない」
という認識はあるのですが、目の前に自分の好きな物や残り物があると
「味見をしておかないと」
「捨てるのがもったいない」
などの意識が働いて、摂食行動に移ってしまうようです。
太っていない人は空腹になると、食べる物を探して食べはじめ、満腹になると食べ終わります。
ところが、太っている人は、
空腹ではないのに眼の前に“美味しそうな外的刺激”があると食べはじめることが知られています。これを「外発的摂食」といいます。そして、ある程度お腹がいっぱいになっても食べ終わりません。お皿の中の食べる物がなくなるまで食べる傾向があります。
それでは、「行動変容技法」という対処法をご紹介します。
①自己監視法(セルフモニタリング)
自分の行動を観察して記録したりする方法。例えば、グラフ化体重日記をつけたり、目標体重を張り紙に書いたりなど
報酬を用いて行動を促す方法。例えば、目標を達成できたら自分へのご褒美をつくるなど
③刺激統制法
行動を起こさせる刺激を除去する方法。例えば、目につく所に甘い物を置かない、人からお菓子をもらってもすぐに家族に食べてもらうなど
③反応妨害法
欲求が生じた時に、別の行動に置き換える方法。例えば、間食をしたくなったら外で散歩したり、歯みがきをしたりなど
④認知再構成法
状況を客観的に捉え、偏った思考パターンを変えていく方法。例えば、間食をしたくなったら、今はただ退屈で口寂しいだけだと自分を励ますなど
⑤社会技術訓練
円滑な人間関係を結ぶことのできる技能を訓練する方法。お菓子や食事を勧められても、上手に断る技術を身に付けるなど
これらの技法を組み合わせることで、
「つい食べてしまう」「「食べ過ぎてしまう」は改善できると考えています。
最後に、食欲にはカロリーを満たすための食事(主に満腹中枢)と報酬として満足するための食事(主に側坐核)があると言われています。
この二つの脳を満たす上手な食べ方がダイエットのポイントです、とお伝えしています。早食いやながら食いをしていると、これらがうまく満たされず、つい食べ過ぎてしまうようですね。
みなさんも脳や行動をうまくコントロールして、美味しい物を食べて、健康的に体型をキープする術を身に付けて下さい♪
自分だけでコントロールが難しい方はいつでもご相談下さい。
今日はこんなところで。
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